秘密・・・




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ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア

訳があり女の子として育てられてる皇子
日本に行きスザクと婚約します
年齢は12歳

枢木スザク

年齢はルルーシュと同じく12歳
日本国首相の一人息子。
婚約の事は乗り気ではない

注意!!


このお話には妊娠関連のお話が出てきます。嫌な方はすぐに観覧をおやめください。
作中でされている妊娠の話は全てフィクションです。実際の妊娠出産とは何も関係ありません。



プロローグ



「父さん・・・今なんて??」
スザクは自分の耳を疑い父である枢木ゲンブに聞き返す。

「だからブリタニアからお前の婚約者が来るんだ。覚えておけといった。」

自分の父親からそんなことを言われるとは思っても見なかった・・それは、スザクはまだ12才だったからだ。
なぜそんなことになったのかを父から聞いたスザクはもう呆気に取られるしかなかった。

日本とブリタニアは近年まで冷戦状態とも言えるピリピリとした関係が続いていた。お互いの国の代表はこの状態を何とか良いものに変えようとした結果が日本国首相の息子とブリタニアの皇女を結婚させて友好国にしようというものだった・・・いわば国の合併であろう。

「それでお前の妻になるのがこの子だ」

渡されたのはA4サイズの赤い物・・・お見合い写真という物だろう・・・

「お前は私の息子である前にこの国の首相の子だ。自分の立場はわかっているだろう」

自分の父から放たれた言葉を聞き何も言わずにお見合い写真を受け取り部屋を出る・・・
どかどかと廊下を歩きながら自室へ向かうスザクは苛立ちを隠せないでいた。
(冗談じゃない・・・親の勝手な都合で何で結婚なんか・・・!)
部屋に着くなり手に持っていた物を投げ捨ててベットに倒れこむ・・・

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その頃縁談の話がブリタニアでもされていた。

「さぁルルぅーシュよ、話はわかったかぁ〜」

ブリタニアの皇帝シャルル・ジ・ブリタニアの特徴のある声が謁見の間に響く・・
ルルーシュと呼ばれたその子供は黒髪に紫水晶のような瞳にあわせている様な薄いパープルのドレスを着て皇帝である父に答える

「大体はわかりましたが・・・・なぜ私なのでしょう?」

「それはぁお前が適任だからだ」

あまり質問の意にあっていないとも思われる答えが返ってきたのでルルーシュは何もいえなくなってしまった。

「とぉにかくぅ!!お前は明日日本へ向かえ、そして枢木の子息に会うて来ると良い…」


「・・・・イエス、ユア・マジェスティ・・・」

こうして幼い2人は自分の国の為に逢ったこともない相手と結婚させられる羽目になってしまった。








10/02/03 修正。