秘密・・・



愛しい君





白いシーツの上に映えるように散る長い黒髪と白すぎる肌理の細かい肌がとても綺麗で見とれずにはいられなかった。ルルーシュはドレスとその下に履いていたスラックスを脱がされ下着と上はノースリーブのシャツしか身に着けていない。そんな格好を恥ずかしがっている様に顔を赤らめスザクの下にいる。その赤い顔のルルーシュの頬を優しくなでてルルーシュの額に軽くキスをする

「ルルーシュ・・・ずっと好きだったよ・・。」

そういうスザクはどこか夢見心地な感じがしていた。こうしてルルーシュに触れる事だって前なら考えていなかった…いや、考えない様にしていた。「代わり」を作ってそれで紛らわせていただけだ…。自分はルルーシュに会ってからずっとルルーシュしか見ていなかったから…。長い間求め続けてやっと自分を見てくれているルルーシュ・・・。

「ルルーシュは・・?どう思ってる?」

組み敷かれているルルーシュの耳元で問いかけながら太ももをそっと撫でる。

「どう・・・って・・・」

脚から来る感覚に身引きながら答えようとするがどう思ってるかと聞かれると・・・
きっと・・好きだ・・・。
でもここで流されたらスザクをこの国に・・・私に縛り付けてしまう・・・。
そう思うと口をきつく結んでしまう・・・。

「・・・・やっぱり僕は、いや・・?」

スザクの悲しげな瞳がルルーシュの瞳を捉える。
自分をどう思っているか伝えてくれないルルーシュ・・・でも目や表情からは好意にしか取れないように見つめてくる・・・。何が嫌なんだろう・・・?
ここまで来てやめてあげられる自信は無いけど・・・でもやっぱり嫌なら出来ない。

「す、スザクが嫌という訳ではないんだ!!」

視線を逸らし辛いそうな表情で懸命に言葉にするルルーシュ。
スザクが嫌なわけではない・・・スザクでなければココまでしない・・・。

「じゃぁどうして答えてくれないの?僕は君とこのままずっと一緒にいたい・・!」

スザクはルルーシュをきつく抱きしめる。
その体を腕で押し返すようにルルーシュがスザクを離す。

「私はスザクをこの国に縛りたくない・・・!自分と同じ思いをさせたくない!!ただでさえ普通じゃない体の私と一緒にいる義理なんて無いだろう・・・!」

抑えているつもりの涙がとめどなく出てくる。
言うつもりの無い言葉も出てくる・・・もう自分が何を言ってるのかも良くわからない・・。
ただスザクはルルーシュが全部言い終わるとまた優しく抱きしめたのだ。

「僕は縛られるつもりは無い。君が縛られているからそれを解きたい・・・。君と一緒にいられるならどこでも構わないんだ」

落ち着けるように優しい言葉をかけてくれるスザクの声はとても心地よく体の奥の方で凍っていたような気持ちがすぅっと溶けていく。

「だから・・君を僕にちょうだい・・・」

そう囁かれ、もう抵抗する気なんてなくなった。


+++++++++++++++++


シーツの波の上二人は一糸纏わぬ姿で熱い吐息を交えながら深く口付けを交わす・・・

「ふっ・・・ん、・・・んっ」

下半身の昂りを刺激されながらキスをされると抑えようとしている声がかすかに漏れる。

「声我慢しないで・・・聞かせて・・」

低い囁くスザクの声に甘く反応する。

「あっ・・・うぅ・・・んっ!」

先ほどまでより強く刺激されると一気に高みに昇ってしまう。

「感度良いね・・・あんまり自分でもしたこと無いのかな・・?」

ルルーシュ自身の腹の上に放たれた物を見つめながらスザクが言うと信じられないような瞳でルルーシュがスザクを見る。

「・・・そ、ん、な恥ずかしい事・・・いうな」

「でも・・そんなに触っていないのにココもすごく可愛くなっちゃってるよ」

ココといわれたのはルルーシュの胸の二つの物の事で、起っているそこをつぶすように弄られると、一回達しってしまった敏感な体が快感に揺れる。

「ひゃ・・・んっ!・・・触るなっ・・」

執着的に触ってくるスザクを弱々しく睨み付ける。

「そんな顔しないでよ・・・我慢できなくなっちゃうよ?」

そう言って激しく舌を絡めながらキスをしてくる。

「ふっ!!・・・んんっ!!」

キスをしながらルルーシュの脚の間の秘められた場所に先ほど出したルルーシュのそれを指に絡ませ、その奥へ指を進める。

「あっ・・嫌っ・・・痛・・い」

「痛い・・??・・・やめる?」

といっても入れられた指は抜かれる事は無くきついそこをゆるゆると慣らすように動いている。

「あ・・・痛、くは・・ない・・んっ!」

「ちゃんと慣らすから少し我慢して・・・ね?」

小さな子供に言い聞かすように言うスザクにうなずく事しか出来なかったルルーシュは下半身から来るはじめての異物感に耐えていた。

「はあっん!!・・・ふぅっ・・あ、ああぁ!」

スザクの指がルルーシュの一箇所を触るとこれまでとは違う反応を示した。

「ココが気持ちい??」

ゆるゆると反応があった其処を刺激する

「んっ!わか、んなっいっ・・!あっ」

明らかに快感が生まれている。
その証拠にルルーシュは一度達しているソコにまた熱を持ち始めていたから…
それに気付いたスザクは安心してもう一本指を増やしさらに刺激する。

「あ・・・っ、やぁ・・・あ・・・っ!!」

スザクから与えられるその行為は、もうルルーシュに快感しか与えていないようで指の蠢く感覚に啼き声しかあげられなくなっていた。その快感で出てきているのか、赤くした目から涙さえ滲ませている。こんなルルーシュを見て我慢が出来なくなるのは当たり前だろう。まだ早い…とも思いながら衝動にかてず自身の昂りをルルーシュの其処に押し付けて聞く。

「痛かったら言ってね・・・出来るだけ優しくしたいけど・・ちょっと無理みたい」

そういうスザクの顔は欲情に染まっていて先ほどまでの優しい雰囲気とは違った表情をしていた。
ルルーシュはスザクのそんな表情に体がカッと熱くなる。

「大・・丈夫、だからっ・・・はやく・・・」

体の熱が増してこれをどうすればいいかわからずスザクを急かす。

「そんなに煽らないでよ・・・どうなっても知らないからな・・・!」

グッと腰を進めてルルーシュの奥に押し入る。
指とは比べられない質量だったが十分ほぐされていた其処はきついながらもスザクを迎え入れた

「はっ・・!」

「息止めないで・・・」

そういいながらずぷずぷと音をたて入っていくスザク・・・膝が胸に付きそうなほど深く折り曲げられ、覆いかぶさるように体重をかけられるとより深くまで進入してくる。

「――っあぁ!んっ」

一気に入ってきたそれにはあまり痛みはなくルルーシュの体は快感しか拾っていなかった。どんどんと高みへ追い詰められていくはじめての感覚…

「ぅわ・・・!ルルーシュのナカ・・・熱い・・っ」

「んっ!・・・スザ・・クッ!!」

どんどんと動きが激しくなっていき部屋にはぐちゅぐちゅと粘膜のすれる音と肌のぶつかる音。
二人の吐息・・・そんな状態からスザクがピッチを上げる。
「ごめん・・もう・・っ無理かも・・・っ」

「んっ!!・・あぁぁっ!――やっ」

激しい動きに堪らず限界が来るルルーシュ。

「もう・・・むりぃっ・・・ス、ザクっ・・い、き・・たいっ!」

「うん・・・俺も・・ルルーシュ・・中にっ出していぃ・・?」

スザクの言葉を聞き一瞬戸惑った…先ほどの話が本当なら・・・本当に自分の体が変わっていて、子供が出来てしまうかもと…思ったがスザクとなら…とスザクの腰をそっと掴む・・・
まるでそのまま来て欲しいというように・・。

「ん・・・わかった・・・」

ルルーシュの意図がわかったように返事をするスザクはルルーシュの唇を塞ぎながらルルーシュの腰を突き上げる。

「んん!!!ふっ・・・あっ・・」

一層激しくされる律動に揺さぶられる…そのまま最奥を突かれ奥にドクンっと熱を感じたと同時にルルーシュも果てる・・・
甘く広がる初めての快感に真っ白になだんだんと白けていく世界に意識を手放す…

スザクは意識を手放してしまったルルーシュの頬に優しくキスをしてつぶやく。

「これで俺のルルーシュだね・・・」

やわらかく微笑むスザクの瞳は愛しい人しか見えていないようだった。



10/02/03  修正。  エロは長くなってしまう;;