【設定】 ・SEの子供時代を元に捏造 (とはいっても作者はあのSEを聞くと何か切なくなり途中まで泣いてしまい最後までちゃんと聞いたのは2,3回程度なので激しくうろ覚え・・・) ・子スザルルの性格が作者の思考により大分偏った事になっていると思います・・・ ・子ルルの可愛さは犯罪だと思っている作者が書いています ・子スザは知識とかなくても自然に体が動くと作者はおもっています(←何の話だ) ・そしてまた子スザルルero風味・・・? 〜つよがりな皇子様〜 『ブリキめ!!』 『この町から出てけっ!』 何かを守るように蹲りながらルルーシュが3人の子供から暴行とともにそう言葉を吐きかけられてる・・・ ルルーシュを探していたスザクがその現場を見つけ駆け寄る 「おい!!何やってるんだっ!!」 『わっ・・枢木だっ・・』 ダッと逃げ出す子供達 「まったく・・・だから1人で出かけるなって言ってるんだ・・・ほら、立てるか?」 スザクがルルーシュに手を差し伸べながら思う・・弱いくせに何でこいつは1人で出かけるんだ・・・ 「すまない・・・でもあまり僕に関わらないでくれ」 ルルーシュは抱えこんでいた買い物かごを拾い、パンパンと服を叩きスザクの手を取ることなく立ち上がる 「お、お前は!!何でそんな素直じゃないんだ!助けてもらったら素直にありがとうって言えよな!」 スザクが怒鳴るように言うそんな様子を見ながら目をパチパチとさせてスザクを見つめる そしてあまりのスザクの必死さに笑いがこみ上げ 「ハハっあぁわかった・・・ありがとうスザク」 綺麗な笑顔で言うルルーシュに一瞬心を奪われたような感覚になるスザク・・・ 大きく心臓がなっているのを隠すように慌てて言葉を発する 「わ、わかればいいんだっ!って言うかお前怪我してるじゃないかっ」 視線を足元に移すとルルーシュの膝から血が出ているのを見つける 「あ・・これくらい大丈夫だ・・・」 そのまま歩き出そうとするルルーシュ。それを引き止める様に手を掴むスザク 「大丈夫なわけないだろう!ちゃんと手当てしないと駄目だっ!」 少し強く言うととルルーシュが俯いてしまう…強く言い過ぎたかなと思っているとルルーシュは小さく呟く… 「でも・・・」 「でも?なんだよ??」 言うのを渋っているルルーシュをとスザクがせかす様に言葉を促す。 「部屋で手当てなんてしたらナナリーが心配する・・・」 小さく言うルルーシュ・・・自分が怪我して痛いのにナナリーが心配する方がいやなのかと思うスザク・・・。 「じゃぁ俺の部屋で手当てすればいい・・・今日は父さん家に帰ってこないから誰も文句言わないと思う」 スザクがついて来いといいながら歩き出すとルルーシュは渋々頷き歩き出したスザクの後をついて歩いた +++++++++++++++ 「ほらそこ座れよやってやるから」 救急箱を持ちながらベットを指差すスザクその指差されたところにそっと座るルルーシュ・・・自分の部屋にルルーシュが来るのはめったにない。 人質同然のルルーシュを母屋に上げること自体が許されていないから当たり前だがあまりに見慣れない光景の為何か緊張を覚えるスザク 「自分で出来るから貸してくれればいいよ・・」 少し照れたように言うルルーシュが物凄く可愛く見えた・・ 「い・・いいから早く足出せよ!」 照れ隠しに強く言ってしまうと眉を寄せて仕方なさそうに怪我している足を出してくれた 救急箱から脱脂綿と消毒液を出し液体を染みこませてルルーシュの怪我して血の滲んでいる膝に当てる 「・・・ひぅっ・・・!!」 「!!」 脱脂綿を当てた瞬間にビクッと反応するルルーシュそれに驚き目を見開くスザク 「い・・いきなり当てるなっ・・・」 ルルーシュが顔を赤くして怒鳴ってくる・・・スザクは自分はそんなにいきなり当てたつもりもないし力も込めたつもりはなかったが・・ 「あっ!ルルーシュ痛いのが怖いのか??」 スザクが意外そうに聞くのがルルーシュには馬鹿にした様に聞こえまた顔の赤みが増して耳まで赤くなる 「こっ!!怖くなんてないっ!!ほ、本当にいきなりだったから驚いただけだ・・っ!」 その明らかに強がっているとわかる表情にスザクは何故か体が震えた 「ふぅーん・・・じゃぁさっさと終わらそうな!」 ニヤリとルルーシュに笑いながら言いまた傷のところを脱脂綿で軽く叩く 「・・・・っつ!」 びくびくとルルーシュが反応するのがやけに目につく・・・ そして肘にもかすり傷を見つける・・・ 「ここも怪我してる・・・」 そう言って肘に舌を這わせる…そうしてしまったのはルルーシュの綺麗な白い肌にうっすらと血が滲んでる赤い色がなにかとても綺麗だったから…。 「わっ・・!何してるんだスザク・・!きたない・・っ!」 舌の感触が傷に触れてくすぐったいような痛いようなそんな感覚がルルーシュを襲い言葉が途切れる 「・・・他にも怪我してる所あるか?」 ルルーシュの服をたぐし上げ怪我がないか確かめようとする 「え・・・や、やめろスザク!何するっ・・・!」 腹部を蹴られていたのか痣が出来ていてそれに触れられ痛みが走ると涙が目に溜まる 「ここ痣になってる・・・痛いか?」 軽く確かめるように触るスザクを涙目で見つめるルルーシュその涙でいつも以上にキラキラと見えるアメジストをスザクが見ると何か沸々と体に熱が溜まる気がしてくる 「い・・痛くなんかない・・っ」 「そっか・・・」 痛いという事がわかる・・わざと痣の部分を舐め始めるスザク 「ひゃっ・・・!何してる・・っ?やめっ」 「・・・消毒?」 舐める事はやめずに少し考えながらスザクが答える 「あ・・痣は舐めても消毒にならないっ・・それに舐めたって消毒になんてっ・・・んっ!」 ルルーシュがやめるように理由を言ってもその行為はやめられる事はなく熱を持った舌がルルーシュの肌の上をすべる様に這い回る・・・そう続けられるとくすぐったいような感覚が今まで感じた事のないぞわぞわとした感覚が腰から上がってくる 「んっ・・・スザクッ・・・や、やめ・・・なんか変っ」 スザクに自分の変化がばれる前にやめるように言う 「・・・ここが変なのか?」 そういいながら自分も感じている下半身の違和感が一緒なのかとルルーシュのズボンの上からそこを触る 「ふぁんっ!」 触った途端にいつもよりも高くて女みたいな声を出すルルーシュにスザクは驚いたがそれよりももっとこの追い詰められて自然に出ている声を聞きたくなった 「なぁ・・・ルルーシュもっと触っていい??」 「もっと・・・って何・・・?」 熱がこもった吐息とともに発せられる言葉にルルーシュもスザク自身も驚きは有ったが… 止まれなかった・・・ ++++++++++++++++++++ そんな事があってから数日・・二人はなんだか気まずい雰囲気になっていた。 「・・・・・・・・・」 ルルーシュが口を利いてくれない・・・・もうアレから何日だよ・・・ 「なぁ・・・」 返事は無い・・・別に無理やり触ってたわけでもないし嫌がってたわけでもないのに・・・ そう思っているとなんだか悲しくなってくる・・・ 「お兄様もスザクさんもお話していない様に思うのですが・・・喧嘩でもなさったんですか?」 二人が口を利かない事でナナリーが心配になり二人に聞く 「なんでもないよナナリー。・・・こいつがいけないんだ」 「(お、俺のせいか・・・!!)」 驚きと少しの怒りでルルーシュを見ると憎たらしい言葉とは裏腹に恥ずかしそうに顔を赤らめていた。 スザクは気付いたのだ。 痛みにも強がる子の皇子様は恥ずかしいとかそういう感情を素直に言えない奴なんだと・・・ そう思うとなんだかとても可愛くて顔の筋肉が緩むのがわかる 「スザク!!なんだその顔は・・・!」 怒ったようにも見えるがこれもまた可愛い表情だ・・・ 「ルルーシュ可愛いな!!」 「!!」 この後ルルーシュに殴りかかられたけどまったく痛くなかった・・それよりもまた前みたいに普通に接せれるこ事が…いつもみたいに話せる事…それが何より嬉しかった。 ・・・・でもあの時のルルーシュの顔とか声とかまたみたいな。と密かに思ってるのはスザクの秘密だ。 100218 修正。 うちの子スザは良くぺろぺろと舐めている、と・・・。← |