【設定?】
さて、この対照的な二人は・・・? 「がりがりがりっ」 「・・・・」 夕方の生徒会室にガリガリと砕ける音が響く。 「お前子供の時からその飴かむ癖あったよな・・・」 嫌悪の表情を浮かべながらルルーシュがスザクに言う。 「飴なんてちっさいもの大事にずっと舐めてるなんて君くらいだよ、まだ全然なくなってないんだろ?」 「噛むなんて行儀悪いだろっ!!」 小さい言い争い…確か子供の時も同じやり取りをした…。 「ふふっ・・!」 目くじらを立てていたルルーシュが急に小さく吹き出した。 「まったくそんなにゆっくり舐めてたら口の中飴の味しかしなくなるよ??」 言いながらスザクはルルーシュに近づき・・・ (ぱくっ)(ぺろっ) ルルーシュの口をふさぎ中にある飴を舌でさらう 「!!!」 いきなりの事に驚くルルーシュ 「あ、ルルーシュのイチゴ味だね!(がりがりっ)」 「あっ!!!!!お前っ!!!」 言葉が出終るとルルーシュは同じようにスザクに口付けて舌で飴を取り返す。 「ふんっ!」 勝ち誇った表情でルルーシュがスザクを見やる。 「・・・・」 スザクが珍しく硬直している・・・何を固まる事が・・・っ!!!!!! 自分の行動がやっと把握できたルルーシュは顔の下から上へどんどんと赤面していった 「ルルーシュ・・・」 スザクがほんのり頬を赤らめる…そんなスザクの表情にも羞恥が沸いてくる・・・ 「っ・・・・!!!何も言うなッ…!!!」 付き合い始めて数日の…これほど恥ずかしい事はないんじゃないかと思う二人だった・・・
|