【設定】
・子スザルル
・eros風味だよ←?
・パラレル過ぎるよ☆
・ルルーシュはブリタニアからスザクの家の隣に引っ越してきた普通の子。
・スザクはルルーシュが好きだけど気付いてない。











〜赤いシロップはイチゴ味〜





9月ももうすぐ終わりを迎えるそんな時期・・このごろ温暖の差が激しかったせいもありルルーシュは体調を崩してしまった。

「ねぇ母さん・・・ルルーシュどれくらい具合悪いの?」

学校から帰ってきたスザクは母親にルルーシュの具合を聞く。
ルルーシュが来てから毎日一緒に学校の登下校していたのに今日の朝迎えに言って具合が悪いと聞き学校でずっと心配していたスザク…急いで帰っていたのは言うまでもない

「ルルーシュ君?熱はあるみたいだけど大丈夫そうよ!あ、ルルーシュ君のお母さんナナリーちゃんの定期健診があって出かけてるからうちにいるわよ。だから、スザク!静かにしてなさいよ!!」

「え・・!うちにいるの?!」

そういってルルーシュが自分の家にいることを知り素早く客間に向かった。母親が「こらっ!」と怒った気がしたがそれも耳に入らなかった


「・・ルルーシュ??」

客間のドアをそっと開けるとルルーシュが布団に寝ながらスザクに気付く

「あ・・スザク・・・お帰り・・・」

ぽわぽわとした様子でスザクを見てくる・・・その潤んでいるアメジストの目に胸がドキドキとする

「う・・・あ、た、ただいま」

そのドキドキがばれないようににっこりと返事をして部屋に入るスザク

「移るから部屋にはいらない方がいいぞ・・・」

少し寂しそうに言うルルーシュ

「風邪なんて鍛えてるから引かないよ!」

その寂しさにきずいていないようにスザクはルルーシュの不安を取り除く

「そうか・・?」

いつもだったら「馬鹿は風邪ひかないって言うものな」と憎まれ口でも出てきそうだったが今日はさすがにそんな事は言わなかった

「何か欲しいものあるか?」

スザクが聞くとルルーシュは恥ずかしそうに言った

「・・・赤いシロップの奴・・・食べたい」

「え??」

それだけでは何かわからなかったスザクが聞き返す

「夏休みにスザクといったお祭りで食べた赤いシロップのかかった冷たい奴・・・」

少し照れながら言うルルーシュにハッ!となるスザク

「カキ氷の事か!!」

ルルーシュが越してきてから初めての夏休みにスザクはルルーシュを誘って近所のお祭りに出かけた。そこで食べたかき氷のことを言っているのだろう

「名前・・・覚えてないけどおいしかったから・・・でもお祭りでしか食べらえれない物だろ?」

「それくらいなら家出できるぜ!少しまってろっ」

客間を飛び出し台所に向かう

「あ!スザク!!ルルーシュ君の邪魔しちゃ駄目よ!」

「邪魔なんてしてない!それよりカキ氷作りたいから出してよ!」

「・・・カキ氷?」

母親が疑問に思いながらもカキ氷機を棚から出す

「ルルーシュが食べたいって」

「本当に?!お昼もあまり食べなかったから心配してたのよね・・・あ、もうこんな時間っ悪いんだけどスザクやってあげられる?お母さん夕飯の買い物行かないと」

用意をすばやく済ませてくれた母はいそいそと買い物に出かけてしまった

スザクもそれを手早く器にがりがりとかき氷を作り赤いイチゴシロップを掛けルルーシュのところへ持っていく

「お待たせ!ルルーシュ!!」

「あ、・・・ありが、とう・・・。」

布団に座りながらカキ氷を受け取りお礼を言う

「な、なんだよ・・・見た目悪いか??」

「ううん・・・すごくきらきらして綺麗だ・・・」

氷の粒を見ながらルルーシュがそういうのをみてスザクはルルーシュの方が綺麗だと思った

「(え、きれいってなんだ・・・?)」

自分の思ったことに「?」となるスザクをよそにカキ氷を食べ始めるルルーシュ

「・・・ん、甘い・・!」

細かくなった氷を口に入れるとかけられたイチゴシロップが気に入ったらしくにっこりと笑う・・・熱で普段より赤みがある白い肌・・・氷を口入れるときにチラリと見える赤い舌・・・そんなところに目が行ってしまうスザク・・・。

「あっ・・・つめたっ!」

ルルーシュが氷を崩してしまいパジャマにこぼれる

「うわっなにやってるんだよ・・もう・・!」

スザクがタオルでパジャマに落ちた氷をふく

「す、すまない・・・ひっん・・・冷たぃ・・・」

落ちた氷はすぐに溶け服に染み込む

胸の辺りのこぼれた物をスザクが拭いているとその反動で服が肌に付き冷たいらしい・・・その時にでたルルーシュの声でスザクは自分の中でドクンっと大きな音がした。

「着替えないと余計風邪酷くなるぞ・・・」

いいながらルルーシュのパジャマに手を掛ける

「あ・・・うん・・・ちょ・・スザクわかった!自分で出来るから・・・!」

脱がしてもらうなんて小さな子供みたいで恥ずかしくてやめてもらいたかったがルルーシュが止めるのにも聞かずスザクがボタンをはずしていく・・・

ボタンをはずし終わると氷が落ちたところの肌を直接触る・・・

「やっ・・・!」

その触れられた手を止める

「やっぱり少しべたべたしてる・・・拭くのじゃ取れなそうだな・・・」

スザクがルルーシュのお腹らへんを触りながらどうしようか・・・等とルルーシュにいってくる

「スザク・・?」

いつもと少し雰囲気の違うスザクを見つめるルルーシュ・・その見つめる瞳は熱で潤んでいて・・・そしてスザクの幼い理性は簡単にとんだ

「ひゃっ・・・!な、何するんだ!!」

驚きながらスザクの行動を歌が様な声を出す・・それはスザクが急に今まで触っていた所を舐め始めたからだ

「何って・・べたべたしてるのとってやってるんだろ」

親切でやっているというように言われると熱でぼぉーっとしている頭はそうなんだ・・・と簡単に了承してしまった

「・・・んっ・・・ふっ」

スザクの舌が熱の篭った体を這い回ると少し冷たいようなくすぐったいような感じがして上擦った声が出てくる

「ルルーシュイチゴの味するな・・・それにその声・・・なんかいやらしい・・」

ぺろぺろと舐めながらスザクが言うとルルーシュは恥ずかしい様ななんだかわからない気持ちになり目をキツク閉じる

「やっ・・・も・・もうやめて・・・!な、なんか変・・!」

腰の辺りがもじもじとする感じがしてすぐにやめて欲しかった

「ウン・・俺も・・なんか変・・・」

はぁはぁとスザクもルルーシュのように熱があるかのように息が上がる

「じゃぁ・・もう・・舐めるなっ・・!」

スザクの顔を手で押し返しながら言うルルーシュと目が合う・・・
その瞳からは熱だけで潤んだ涙だけではなくスザクから与えられた刺激で涙が出ていた

「ルルーシュ・・泣かないで・・?」

スザクがその涙を親指でふき取る

「な、泣いてなんかない・・・!目から水が勝手に出てきてるだけだ・・!」

強がっているルルーシュに近づきそのまま唇を合わせる・・・

「・・・ふっ?!」

いきなり口付けられてパニックになりそうだったルルーシュでも体の力がフッと抜けてしまい拒否は出来なかった・・・

「・・・・・・・・・」

唇を離してからお互い見つめあう・・・・と急に恥ずかしさがスザクを襲う

「・・・・っ!!ご、ごめん!」

着ていたパーカーを脱ぎ渡し部屋をとび出す・・・。



自分の部屋に駆け込みドキドキといっている胸を撫で下ろし落ち着かせる。

「(お、俺・・・何したんだ・・?!)」

自分のした事が走馬灯のように蘇るとどうしようという思いでいっぱいになる・・・

「(・・・これからルルーシュとどう接していけば・・・)」

考えを巡らせながら母親が帰ってくるのを耳で感じると「ま、なるようになるか」と簡単に答えを見つける・・・ルルーシュも嫌がってなかったしな・・・と自分に都合よく。

枢木スザク。10歳。
性格・・・細かいことは気にしない。

                                                                          終わり





100218   修正。 ふすまさんへの捧げ物でした☆子スザ子ルルジャスティス!!!