設定
・ハロウィンネタ
・スザクとルルーシュは付き合っているよ!
・甘甘だよ・・・(糖尿病注意!)
・ルルが・・・・
・白スザ×ツンデレルルーシュ??









〜甘いお菓子〜






「Trick or Treat!!」
女子生徒がルルーシュに向けて言う。
ルルーシュがこれを言われるのは何人目か・・・

「はい。これ・・」

少し疲れた様子でその子に飴を渡す。

アッシュフォード学園では今ハロウィンイベントの仮装大会中・・そのイベントに乗じてかこうしてお菓子をくれという生徒が多くいた・・・実際はお菓子ではなくほとんどがイタズラの方を目的としてルルーシュに声をかけているのだが何人挑んでも次から次へとお菓子は尽きない・・・。

「(仮装イベントだけかと思って油断しなくてよかった・・・)」



「あ、ルルちゃんまだ無事だった?」

生徒会室に着くとミレイがルルーシュに楽しそうに言う。

「何が無事ですか・・!まったく・・「生徒会メンバーは仮装なし」ってこういうことだったんですね・・・」

この企画が発案された時また女装やら猫やら恥ずかしい格好をさせられる物かと思っていたがそれがなくさらに怪しさが増した為にこの飴やガムを準備したのだ

「ん〜・・私はそのつもりなかったんだけど皆ノリいいわねっ☆あ、そうそうリヴァルはもうアウトになっていたわ♪」

そういいリヴァルの方を指差す。その指されたリヴァルを見ると顔に○やら×やら肉など書かれていた

「・・・っぶ!!」

抑えようとした笑いが吹き出すルルーシュ

「あ、ひっでー・・・もう俺やだ・・・こんなんなるなんて聞いてないよ・・・」

ぐすんなど泣きまねするリヴァルに悪い悪いと謝るルルーシュ

キーン♪コーン♪

「あ、イベント終わりの合図だわ☆・・・はぁ〜、ルルちゃんになにもできなくて残念だったわ・・・」

ミレイがわざとらしくため息をつき部屋を出て行く。
それの少し後にリヴァルも顔を洗いに出て行った。ルルーシュはイベントの報告書の作成の為にパソコンに向かう。

少しすると部屋のドアが開く・・

「あ、ルルーシュ何にもなかったんだね。よかった・・・」

入ってきたのはスザクでその顔にはリヴァルと同じような落書きが・・・

「ぶっ・・・ハハハハ、お前もか!!スザク・・・っ」

リヴァルので我慢していたのもありそれも思い出しさらに笑いがこみ上げる

「ちょ・・ひどいなそんなに笑う事じゃないよ・・!」

腹を抱えて笑うルルーシュにスザクが苦笑いしながら言う

「あ、ああ悪い・・・ほら顔洗って来いよ」

そういいながらタオルを投げ渡す。タオルを受け取り流しに向かうスザク

落書きを落とし帰ってきたスザクは顔を拭きながら生徒会室に戻ってきた。

「あ〜ひどい目にあった・・・なんでお菓子持ってくるの教えてくれなかったの?」

顔を拭きながらルルーシュの隣に座り書類整理をはじめるスザク

「いや・・持ってくる事は会長からは何も言われていなくて・・俺の独断だったから」

そう申し訳なさそうに笑いながらスザクに言うルルーシュ

「ふぅーん・・・ま、綺麗な君に何もなければ僕はそれでいいんだけどね!」

「お・・お前はそういう恥ずかしい事を軽く言うな・・!」

顔を赤らめながらルルーシュはパソコンに向かいなおす。

その顔を見てスザクは思いついたようにルルーシュに言う

「ルルーシュ!Trick or Treat!!」

にっこりと笑っているスザクをルルーシュは凝視し、そしてふわりと微笑み・・・

「はい。これ・・・!」

ポケットから飴を取り出しスザクに渡す

「え!!・・・ここは違うでしょ?普通イタズラ選んでくれるところでしょ?もう・・・あ、これおいしい・・じゃなくて・・」

スザクが涙目になりながら飴を取り舐めながら訴える

「なんだ急がし奴だな・・・早くこれ終わらせたいから静かにしててくれよ・・・」

少し冷たくそういうルルーシュにあからさまにシュン・・・となるスザク


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「さて、おわったぞ・・・帰るか」

パソコンの画面を閉じてスザクに伝える

「・・・うん。」

あからさまに機嫌が悪いスザク。

「なにふてくされてるんだ・・まったく・・今日はナナリーと一緒に夕食食べてくれるんだろう?早く帰ろう」

「あ・・・そうだったね・・・君の手作りで!!うん!早く帰ろうっ!」

約束を思い出し機嫌の治るスザクの様子を見てルルーシュがニヤリと微笑みスザクに近づき・・・

「なぁスザク・・・Trick or Treat」

「え・・・」

スザクが答える前にその唇を寄せる


「・・・ん!?」

スザクはその突然のキスに戸惑う・・・普段ルルーシュからキスをする事なんてまったくといっていいほどないからだ。

「・・・俺以外にはこんなイタズラされるなよ・・・」

少し照れるように言うルルーシュにスザクがガツンっと打ちのめされる・・・

その触れた唇はさっき食べた飴よりもずっとずっと優しくてもっと甘いもので・・・こんなに甘いお菓子を独り占めできる僕はなんて幸せ者なんだろう・・・。
スザクが思い押し倒す勢いで抱きつく・・・

「ルルーシュ!!」

「ちょっ・・!やめろっ」

押し倒される寸前でスザクを跳ね除ける

「ナナリーがまってるんだ!帰るぞ!!」

さっきまでの甘みがすっかりなくなってしまった・・・でもそう冷たいように言う彼は耳まで赤くして照れていた
スザクはこの人には勝てないと思って謝りながらルルーシュの後を追った・・・。









100218  修正。  見直して砂吐くかと思ったわ;  こんなものをお祝いとして送りつけていたなんて・・・gkbr;;ごめんねしのたん・・・orz←リクエストもありがとうございました!